高齢者の権利擁護について

更新日:2023年05月17日

高齢者の権利を守ります!

「成年後見制度」をご存じですか?

「成年後見制度」は認知症、知的障がい、精神障がい、発達障がい等によって判断能力が不十分な方に対し、家庭裁判所によって選任された成年後見人等が、財産の管理や福祉サービス等の契約を行い、本人の権利を守る制度です。

日頃、こんな事で悩んでいたら地域包括支援センターまでご連絡ください。

  • 判断能力が低下し、支払いができない
  • 本人の年金を家族が使い、本人に必要な医療等が受けられない
  • 身寄りがなく、施設への入所手続きや契約等ができない
  • 必要のない高級な品物(健康食品、海産物、化粧品等)を買ってしまい困っている…など。

地域包括支援センター…電話番号 32-3045

「成年後見制度」では次のような行為を支援します

<財産の管理>…資産や負債、収入や支出の内容を把握し、本人の生活状況に適した支出を行います。

  • 収入、支出の管理
  • 銀行などの金融機関との取引
  • 不動産などの財産管理、処分
  • 医療費、介護サービス費用の支払い

<生活上の契約や手続きの代行>…介護サービス利用や施設入所時など、法的な手続きを行い、本人の生活環境を整えます。

  • 契約の締結・解除(介護サービス契約、施設入所契約、賃貸借契約等)
  • クーリングオフ(消費者被害など一定の期間に限り契約を解除できる権利)
【成年後見制度の利用にあたって】
申し立てできる人 手続き先 手続き費用 成年後見人等
本人、配偶者、四親等内の親族等 家庭裁判所 10,000円~100,000円程度 家庭裁判所が選任。親族または第3者(弁護士、司法書士、社会福祉士、社会保険労務士等)

成年後見制度には、判断能力があるうちに後見受任者を選任する「任意後見制度」があります。

 

次のファイルリンク(ガイドブック25ページ)もご参照ください。

高齢者虐待を防ぐために

介護を受ける高齢者にとって、家族や施設の職員はとても心強い存在です。しかし、その信頼している家族や職員などから虐待を受けるという事件があるのも事実です。

高齢者虐待を防ぐポイントは、早期発見と介護負担の軽減です。適切な社会サービスの活用だけでなく、近所の見守りや日常的な声かけなどの支援で、高齢者本人や介護者を地域ぐるみで支えていきましょう。

頑張りすぎないことも必要です

高齢者虐待の原因のひとつには「介護疲れ」があります。介護の適切な方法や、認知症への対応が分からないために自覚がないままに虐待が日常化していることも少なくありません。

介護の負担を軽減するためには、介護保険などのサービスを上手に活用することが大切です。

~頑張りすぎないポイント~

  • 地域の公的なサービスを利用する
  • 1人で抱え込まないで仲間をつくる
  • 気分転換の機会をつくる

次のファイルリンク(ガイドブック12~13ページ)もご参照ください。

ひとりで悩むより、まず相談を

介護をしている人は負担を軽くするために、サービスや制度を利用してみましょう。介護で悩んでいる人が周りにいたら、相談先をぜひ教えてあげて下さい。

【相談窓口】

地域包括支援センター…電話番号 32-3045

長寿支援課…電話番号 32-3042

福祉総合相談窓口(成年後見支援センター)…電話番号 32-3041

次のファイルリンク(ガイドブック24ページ)もご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民福祉部 福祉事務所 地域包括支援センター 地域包括支援班

〒018-0492
秋田県にかほ市平沢字鳥ノ子渕21番地

電話番号:0184-32-3045
ファクス番号:0184-37-2135

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