リチウムイオン電池からの火災に注意して下さい!

更新日:2022年01月31日

リチウムイオン電池からの火災にご注意を!

様々な用途に用いられるリチウムイオン電池の火災が増えています

携帯充電器(モバイルバッテリ)、スマートフォン、タブレット、電子たばこ、ノートパソコンなどに使用されているリチウムイオン電池を充電中及び使用中などに出火する火災が増えています。平成23年~平成27年までに65件の火災が発生しています。下記の注意事項に留意して取り扱うようにお願いします。

この件について、東京消防庁が平成28年12月22日付けで報道発表しています

火災の事例

事例1「電動アシスト自転車用バッテリを充電中に出火した火災」

電動アシスト自転車用バッテリの出力電圧が異なる充電器で充電したため、時間の経過とともに過充電になり、電池内で短絡(ショート)を起こし出火したもの

事例2「ズボンのポケットに入れたスマートフォンが破損し出火した火災」

足を滑らせてしりもちをついたため、ズボンの後ろポケットに入れていたスマートフォンのバッテリパックが破損し、電池内で短絡(ショート)を起こし衣類に着火し出火したもの

事例3「リュックに入れた電子たばこから出火した火災」

背負っていたリュックに入れていた、電子たばこの予備バッテリが、セル内部で短絡(ショート)して出火したもの

ジーンズのポケット内でリチウムイオン電池がショートし出火して焼け焦げたスマートフォンの写真

「画像提供:東京消防庁」

左を指し示している制服姿の女性消防隊員のイラスト

火災を防ぐために

以下のような兆候が表れた時には使用をやめ、各製造業者や販売店へご相談ください

出火前の特徴的な兆候
  • 出火の1~2週間前からバッテリの減りが速くなった
  • 充電中に以前と比較して熱くなっていた
  • 内部が膨張し変形していた
  • 充電しても満充電にならない
  • 充電中にパチパチという異音がしていた
  • 充電中に異臭がした

以下のような誤った行動は控えるとともに、取扱説明書を熟読した上で使用してください

誤った行動事例
  • 動作不良を起こしていたが充電してみた
  • 水没したが、時間が経ちまた使用できるようになったので使用していた
  • 夏季の車両など高温となる場所に長時間放置していた
  • 充電部分の差込み部分の接触が悪かったが、そのまま使用を試みて充電する
  • 専用の充電器で充電したことがない
  • 専用の充電器が壊れ、差込みの合う充電器を使っていたが、電圧の確認などはしたことがない
  • カバンなどに入れていたが、カバンを放り投げたりして、強い衝撃を与えていた
  • 小動物を飼育しているが、噛んだり、唾液が付着したことがある
  • 廃棄の際に分別のために分解する
  • スマートフォンなどをズボンの後ろに入れたまま座ったりして、強い外力を与えた

電圧が異なる充電器で充電した場合の実験動画です。過充電になると電池パックは膨らみ、その後出火に至ります。「動画提供:東京消防」

外部リンク

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

〒018-0311
秋田県にかほ市金浦字舘ヶ森152番地

電話番号:0184-38-2311

お問い合わせはこちら