にかほ市は、都市ガス事業の民営化を目指します

更新日:2022年01月31日

遠くに雪景色の掛かった山々が見える緑の多い田んぼの写真

 旧仁賀保・金浦・象潟町時代からこれまで、公営企業として運営されてきた、にかほ市の都市ガス事業ですが、将来にわたってより安定した経営を継続するため、民営化を進めます。

資料

選ばれる家庭用エネルギーとして安定供給を続けるために

民営化に関するこれまでの主な経緯

平成21年 7月

にかほ市公営企業運営審議会の設置

平成22年 9月

「ガス事業を民営化すべき」との答申を、にかほ市長へ

資料

平成23年10月

ガス事業譲渡先選定委員会の設置

平成23年12月

応募の受付開始

平成24年 1月

1社から応募があり、一次審査に合格する

平成24年4月

応募した企業から二次審査への書類提出がなかったため、 民営化を見送り

資料

民営化に関する現在の状況

平成30年6月25日

譲渡先選定委員会の設置・第1回選定委員会の開催

資料

平成30年7月 3日

東北経済産業局と事業譲渡に関する協議

今後の主なスケジュール(予定)

7月~

募集要項の公表及び配布

8月~9月

応募の受付

10月

第一次審査及び提案要領の配布

平成31年3月

事業提案者等の受付

平成31年5月

第二次審査(ヒアリング等)

平成31年7月

基本協定及び仮契約等

平成31年9月

事業譲渡に関する議案提出(議決後、本契約)

平成31年10月

事業譲渡譲受許可申請(東北経済産業局)

平成32年4月

ガス事業の譲渡、民営化開始

ガス事業の民営化に関する決定事項

 ガス事業の民営化に関する決定事項については、今後、市ホームページなどで情報提供していく予定です。内容についてのお問い合わせは、にかほ市ガス水道局管理課(電話番号0184-37-3131)までご連絡ください。

選ばれる家庭用エネルギーとして安定供給を続けるために

にかほ市では、都市ガス事業の民営化を目指します

民営化する理由は大きく次の4つです。

1.ガス事業法改正とガスシステムの改革

 平成29年4月から改正ガス事業法が施行され、ガスの小売りが法律の規制からはずれ自由化されました。これにより、ガス事業者以外の業種からもガスの小売り販売に参入できることになりました。都市部では、電力事業者がガスの小売り事業に参入するなど業種を越えて事業が展開されており、料金やサービス等の開発が進んでいます。

 全国の都市ガス事業者202者のうち、公営ガス事業者は24者(平成30年4月1日現在)。今後、民間への譲渡が決まっている、または譲渡の検討を進めている事業者は9者となっています。他燃料の販売を含む商品の多様化や、時勢に合わせた料金形態への柔軟な対応が可能な民営化を進めるべきと判断しました。

2.燃料エネルギーの調達とお客様サービス

 にかほ市では、平成29年7月に都市ガス料金の改定を実施しています。輸入天然ガスの購入や輸送にかかる経費などガス料金に直接反映される部分や、選択約款など複合的な料金形態の構築などについても、公営企業として必要な事務的手続きに時間を要するため、柔軟で迅速な対応が取れているとは言えません。お客様へのサービスを向上していくには民営化を図ることが最善であると考えます。

3.他燃料との競合と新サービスの提携

 灯油や電力など他燃料との競合が進んでいたことに加えて、オール電化住宅の普及や太陽光発電、電力事業者への売電などの新しいエネルギーの活用方法が広がるなど、都市ガス事業を取り巻くエネルギー環境が大きく変化しています。

 保安業務で義務付けられている訪問サービス等と連携して、より便利な新しいサービスの提供を模索する中、公営企業による営業活動には限界があり、民間のノウハウを取り入れることで、より柔軟で多様なサービスが提供できると考えています。

4.他業種の連携と専門家の確保

 都市ガスと電力の複合サービスなど、業界の垣根を越えた商品の提供を始め、住宅の新築やリフォームなど他業種との連携や新エネルギーの開発など、新規事業に参入していくには、専門的な知識や経験が必要となります。今後、新しい事業を展開していくためには、民間企業の都市ガスに関する高度な専門知識と蓄積された経験によるよりきめ細やかなサービスの提供が重要となり、さらに新しい分野を開拓していくことを企図するに至り、民営化を進めていくものです。

ガスタンクが多数並んでいる工場の写真

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 上下水道課 業務班

〒018-0311
秋田県にかほ市金浦字笹森107番地

電話番号:0184-74-7090

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