ゼロ債務負担行為による発注時期の平準化への取組について

更新日:2022年12月12日

にかほ市では、公共事業の発注時期の平準化による受注者の経営の効率化及び雇用の安定、工事の品質確保等を目的に、ゼロ債務負担行為を活用した公共事業の発注を行います。

1.ゼロ債務負担行為とは

市の会計は単年度会計であり、原則として、一年度ごとに歳入と歳出を決定していますので、現年度中に新年度の公共事業の入札・契約を行うことはできません。このため、年度当初から公共事業の着工・着手が難しく、契約時期に偏りが生じ、閑散期が生じる一因となっています。

そこで、新年度の公共事業に、単年度会計の例外である「債務負担行為」を設定することで、現年度中に入札から契約を終え、現年度中又は新年度当初からの工事着工等を可能にします。

債務負担行為を設定する年度には、支出がなく(ゼロ)、新年度以降の支出となることから、一般的に「ゼロ債務」と言われています。

2.発注方法

通常の工事・業務等と同様に、公告又は指名通知、入札を行います。なお、「ゼロ債務負担行為」を活用した案件は区別のため、案件名(工事名)の後に「(ゼロ債務)」と明記します。

※案件名(工事名)のイメージ : 令和○年度 ○○○改修工事(ゼロ債務)

 

3.前払金、部分払等の支払い

ゼロ債務を活用した事業の前払金、中間前払金及び部分払等の請求時期は、翌年度の4月1日以降となりますので、ご注意ください。

4.契約保証

契約締結日から工期の末日までの期間を契約保証の保証期間とします。