松くい虫について

更新日:2022年01月31日

生態と被害状況

    マツは病害虫が多数報告されていますが、特に被害が大きいのがマツノザイセンチュウ(松くい虫とも呼ばれる)という線虫によるものです。体長1ミリメートルにも満たない線虫が樹体内で爆発的に増殖を繰り返し、健全なマツの細胞を破壊して枯らします。この線虫を松に媒介し、被害を蔓延させるのがマツノマダラカミキリという昆虫です。線虫は健全な松を枯らす役割を、マツノマダラカミキリは線虫を健全な松へ運ぶ役割を分担していて、この二種は共生関係にあります。

詳しい松くい虫の生態や防除方法については、秋田県のホームページをご覧ください。

駆除方法

    現在、にかほ市では「予防(薬剤散布・樹幹注入)」、「駆除(伐倒駆除)」の方法により、海岸砂防林や保安林等の公益的機能の高い松林や、市が管理する史跡や公園等の松を優先的に防除しています。

    個人所有の松については、個人での対応をお願いしているところですが、地域一体となった予防の実施と防除費用軽減を図るため、松くい虫被害木伐倒処理委託事業を実施していますのでご活用ください。

松くい虫被害木伐倒処理委託

    個人、法人等及び市内に土地を保有し、又は管理する者(以下「個人等」という。)が保有又は管理する土地において、被害木の伐倒駆除を行うことができない場合、市に委託することができます。その際、事業費の100分の10の分担金を徴収します。

対象者

保有又は管理する土地に防除を必要とする松くい虫による被害木があるが、自ら伐倒駆除できない個人等

対象木

松くい虫による被害を受けたクロマツ、アカマツ

申請書類

  • 松くい虫被害木伐倒処理委託申請書

様式

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 農林水産課 林務水産振興班

〒018-0311
秋田県にかほ市金浦字花潟93番地1

電話番号:0184-38-4303

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