お口の健康について

更新日:2024年10月03日

11月8日は「いい歯の日」です。いつもでも美味しく食事をとるためには、毎日のお手入れで健康な歯を保つことが重要です。この機会に「お口の健康」について学んでみましょう。

 


<歯科保健コラム(第1弾)>

最近、飲み込みにくいと感じることはありませんか?

工藤歯科医院 工藤 利仁

 

お茶や汁物でむせる、硬いものが噛みづらい、口の渇きが気になるといった症状はありませんか?どれか当てはまる症状がある方は、口腔機能(こうくうきのう)低下症かもしれません。

口腔機能低下症って何?

年齢とともに脚や手の筋肉が衰えると、階段の上り下りがきつくなったり、重い物を持つのが辛くなったり、ふたが開けづらくなったりということが起こります。それと同じで、お口の周りや舌の筋肉、唾を作る能力も、年齢とともに衰えてきます。このようにお口の能力が下がることを言います。

どういう人がなりやすいの?

唾が少なく、お口の中が乾きやすい方

パサパサなパンって飲み込みづらいですよね。唾が少ないと、食べ物をうまく塊にできず、飲み込めないのです。

「いびき」をかく方、また最近かくようになった方

舌の筋力が落ちると、舌が下の方に落ち込み、気道を狭くすることが「いびき」の原因の一つと言われています。

「私は歯があるから大丈夫」と思っている方

歯があっても、噛む筋肉が衰えると、食べ物を十分に細かくできず、喉に詰まるリスクが高まります。

どうやって調べるの?

歯の数や舌の状態を調べたり、グミを嚙んでもらったり、発音してもらったりといった、痛みを伴わない簡単な検査です。50歳以上の方であれば保険が適応されます。

どんな治療法があるの?

口腔機能低下症と診断されても、症状に合わせたトレーニングをすることで、お口の周りや舌の筋肉、唾を作る能力を改善することができます。簡単な方法としては、舌を前、右、左に出したり回転させたりします。また、大きい声で歌をうたうこともお薦めです。

 

不慮の事故での死亡者数は、高齢者の誤嚥(餅やグミ、ゼリーなど)事故死者数が、交通事故死亡者数を抜いて、2006年から第1位になっているそうです。 人生の楽しみの一つ「お口から美味しいもの、好きなものを食べる」をできるだけ長く続けるために、少しでも不安を感じたら、かかりつけの歯科医にお気軽にご相談下さい。