にかほ市の概要

更新日:2022年01月31日

日本海と鳥海山に抱かれたまち

にかほ市の位置図

にかほ市の位置図 詳細は以下

「にかほ市」は平成17年10月1日に、仁賀保町、金浦町、象潟町が合併し誕生しました。

秋田県南西部に位置し、南に鳥海山、西に日本海を臨む、山と海に抱かれた風光明媚なまちです。

  • 南北約23キロメートル
  • 東西約17キロメートル
  • 面積約241.13平方キロメートル

鳥海山の標高は2,236メートル(山頂は山形県)、海岸線から山頂までの直線距離は約16キロメートルと近く、世界的にも珍しい地理的特徴のあるまちです。鳥海山の山すそが海岸近くまで延び、海岸部の平野部に人口が集中しています。

気候は、降雪量も少なく、秋田県内では春の訪れが最も早い温暖な地域として知られています。

市内を国道7号とJR羽越本線が走り、秋田県南西部の玄関口となっています。その他、日本海沿岸東北自動車道は秋田市側から象潟インターチェンジまでの区間が供用されており、秋田県内の移動にも便利です。

四季、輝く自然

春
青空と山を背景に咲き誇る桜の写真

春、県内で最も早く桜前線が訪れ、勢至公園の約千本のソメイヨシノは鳥海山を背景に咲き誇り、人々の心を和ませます。

ザルの上にきれいに並んだ牡蠣の写真
夏

夏、岩ガキやアワビなど、日本海の恵みが食卓を彩り、市内各地で行われるスポーツや食・文化の夏のイベントで賑わいます。

秋
よく晴れた空と紅葉している高原を撮影した風景写真

秋、紅葉に彩られた山や高原では、絶景の中、トレッキングやサイクリングが楽しめます。麓では「北限の産地」として知られるイチジクが食べごろを迎え、郷土の味覚として親しまれています。

雪の上で縄に縛られた魚が吊るされている写真
冬

冬、ハタハタ漁やタラ漁で港に活気があふれ、食卓でも鍋や郷土料理で楽しめます。砂浜ではブリコ(ハタハタの卵)が絨毯のように敷き詰められた珍しい現象が風物詩として見られます。

歴史・文化遺産、そして産業

上空から撮影した国の天然記念物「九十九島」の写真

田園の中に浮かぶ九十九島(天然記念物「象潟」)

白を基調とした衣装に身を包んだ演舞者たちの写真

約1200年の歴史を有す「小滝のチョウクライロ舞」(国重要無形民俗文化財)

苔むした岩のそばで滝が流れている写真

鳥海山の溶岩の中を通って滲み出し、年間を通じて身近な絶景を楽しめる元滝伏流水

建物を背景に人物の肖像画が映し出されたスクリーンショット

日本人初の南極探検隊隊長白瀬矗の偉業を顕彰し、南極についての理解を深める白瀬南極探検隊記念館

赤い帽子を被った女の子が描かれた作品写真

メルヘンとセンチメンタルな作風で親しまれる池田修三の木版画作品「一月(1982年)」

ガラス張りで上にいくほど細まった建物の外観写真

齋藤憲三の「フェライト生産の工業化」から、「科学する心」を学ぶフェライト子ども科学館

今から約2,500年前(紀元前466年)、鳥海山の山体崩壊と岩なだれにより山頂から約60億トンもの土砂が崩れ落ち、海岸部まで達しています。その際、日本海を広く埋め立て、その地盤の上に現在の市域がほぼ形成されています。

その時にできた多くの流れ山が国の天然記念物に指定されている「象潟」九十九島の原型となりました。その美しい景観は広く知られ、江戸時代の俳人・松尾芭蕉をはじめ多くの文人墨客が訪れています。

その後、1804年の象潟地震で約2メートル隆起し、潟が陸地となり、現在の田園に島が浮かぶ姿となっています。

にかほ市は美しい景観と豊富な湧水、人々の生活との関連など、鳥海山と日本海がもたらす独特の風景にあふれています。

また、番楽や「小滝のチョウクライロ舞」など古くからの伝承文化が脈々と継承されているほか、日本人初の南極探検隊隊長として極地探検に挑んだ白瀬矗(のぶ)氏、そして、メルヘンとセンチメンタルを表す版画作品が近年再注目され市民に愛されている池田修三氏のふるさとであり、また、世界的な電子部品メーカー「TDK」の創立者である斎藤憲三氏のふるさとでもあり、市の偉人として顕彰されています。

市内には電子部品を主体とするハイテク産業が集積する「工業」、稲作を中心とした基幹産業の「農業」、日本海の豊かな恵みを生かした「漁業」、日本海と鳥海山をエリアとする貴重な歴史・文化遺産に支えられた「観光」など、地域資源に恵まれ、伝統ある文化と最新の技術がバランスよく共存するまちです。

近年は自然や歴史が日本ジオパークや日本遺産に認定されています。

山と島のイラストが描かれた鳥海山・飛島ジオパークのポスター

日本ジオパーク「鳥海山・飛島ジオパーク」(平成28年認定)

左側に日本遺産のロゴ、中央に神社の鳥居、右側に境内の石の写真が三枚並びになったスクリーンショット

日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」(平成30年追加認定)

まちづくりの基本理念

夢あるまち

市民一人ひとりが、健康で輝き、思いきり明るい夢と希望を語り、誇りの持てるまちづくりを目指します。

豊かなまち

緑豊かな森、美しい清流など恵まれた自然に育まれ、田園と都市が調和する地域づくりに努めるとともに、経済的な豊かさと心の豊かさやゆとりを感じることができる魅力あるまちづくりを目指します。

元気なまち

世界的視野に立った連携や交流を進め、新しいことにチャレンジする元気なまちづくりを目指します。

住みたいまち

自分が生まれ育ったふるさとで、仕事や育児をし、老後も快適に暮らせるまち。また、本市の自然や食文化などの魅力を感じ、移住して新たな生活を始めたいと思えるまちを目指します。

この記事に関するお問い合わせ先

企画調整部 総合政策課 企画調整班

〒018-0192
秋田県にかほ市象潟町字浜ノ田1番地

電話番号:0184-43-7509
ファクス番号:0184-62-9013

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