「にかほ市水循環基本計画」を公表

平成30年、にかほ市の豊富な水資源のポテンシャルから国土交通省による「地域振興策に資する新たな下水道の役割に関する検討支援業務」の検討対象として、にかほ市と横浜市が選定されました。

平成31年2月「若者がミズから描く未来討論会」を開催し、大学生や高校生を交えたワークショップを行い、「未来型水循環都市にかほモデル」を構築、令和元年から3年にかけては市役所若手職員と株式会社日水コン社員、そして有識者によるワークショップを行いブラッシュアップを重ね、令和4年3月「にかほ市水循環基本計画」を策定しました。

令和4年8月17日、水循環基本計画に基づく流域水循環計画として、内閣官房水循環政策本部により公表されました。令和4年度第1回流域水循環アドバイザー会議における有識者からは以下のコメントをいただいております。

～有識者からの主なコメント～

〇水循環基本計画の3本柱の1つである「次世代への健全な水循環による豊かな社会の継承～健全な水循環に関する普及啓発、広報及び教育と国際貢献」が盛り込まれており、今後に期待できる計画。

〇地域振興は、流域水循環計画策定の新しいアプローチ。

〇住民からのボトムアップにより計画が策定されているが、きっちり水循環基本計画に基づいており、理想の計画づくりであるとの印象。

〇都市農村交流に水辺空間という環境を取り入れた魅力ある事例。

〇計画の進捗にも学生が参加することで、新たな視点を取り入れることができるのではないか。

今後、「にかほ市水循環基本計画」に基づき、1．市内外への魅力発信、2．排水から生まれる資源の有効活用、3．水との共生から生まれる新たな付加価値、の3つの視点による循環によって得られる効果を宝物として、目指すべき基本理念である「水循環を生かした躍動するにかほ市」を創造していきます。

また、令和4年10月29日には計画策定後初となる水循環イベント「ミズからにかほ2022～めぐる水から探してみよう、わたしたちにできること～」を開催します。詳細は市HPや広報にかほでお知らせします。